CASWELL MASSEY ラベンダーウォーター

髪の毛から良い香りが漂うのが好きで、良い香りだと思えたシャンプーやヘアオイルはたくさん試してきました。洗い立てのフレッシュな香りの広がり方が１日中持続するのはなかなか難しく、ヘアオイルに関しては自然由来のブランドほど、天然の植物の油分が空気に触れ続けることで多少の酸化をしてしまうのか、アロマよりも油分の香りが強く感じられることも・・・。
そもそも香りは配合したアルコールで揮発させるか、水分の蒸発に伴って一緒に広がるか、そこがポイントでもあります。オイルだと揮発も蒸発もしないので、わたしが理想とする「良い香りが漂う」の感覚とはちょっと違っていました。
数年前のある日、ヘアサロンでヘッドスパを受けたときのこと。そのスパメニューはクレイを使ったマッサージ、シャンプー、ヘアトリートメントなど一連の工程の最後に、フローラルウォーターを丸ごと１瓶分、おでこの生え際から注ぐように使うものでした。その瞬間の心地よい香りと、帰宅途中の自分の髪はもちろん、次の日にもしっかり残るアロマ感がずっと忘れられません。
フローラルウォーター＝芳香蒸留水。高温の水蒸気で植物の成分を抽出することで、植物の精油とはまた違った、水溶性ならではの軽やかでフレッシュさを持つのが特徴です。

どうしても忘れられなかった、フローラルウォーターを浴びたときの自分の髪の香り。
自宅で再現したくて、見つけて愛用しているのが、このキャスウェル・マッセイのローズウォーターとラベンダーウォーターです。
1752年にアメリカのロードアイランド州ニューポートで、スコットランド生まれの薬剤師によって作られ、250年以上の歴史を持つフレグランスのブランド。香りを知り尽くした背景があるからこそ、このフローラルウォーターには際立った個性が感じられます。

ローズウォーターもラベンダーウォーターも、もちろんお顔や全身の化粧水として使えるものなので、わたしはいつものスキンケアの最初に、まずはたっぷりとこの２つのどちらかをパシャパシャとお顔になじませています。
そしてお風呂場では小さめのカップに20〜50mL前後くらいのフローラルウォーターを持参し、生え際から襟足に向かってゆっくりなじませます！そのままお風呂から上がり、タオルドライして乾かすと・・・次の日もずっと理想的な良い香りの髪が続きます。

毎日のご褒美に、特別な予定がある日に。ローズとラベンダーを纏ってみてくださいね。